最大耐用量
注1)の脂質低下療法を受けている12歳以上のHoFH患者
注2)65例(日本人10例を含む)を対象に、無作為化二重盲検並行群間比較試験を実施した。本試験は、24週間の二重盲検投与期間と24週間の非盲検投与期間で構成された。二重盲検投与期間では、本剤15mg/kg又はプラセボを4週に1回静脈内投与した。
有効性について、主要評価項目とされた投与24週後のLDL-Cのベースラインからの変化率は下表のとおりであった
7)。
注1)忍容性が認められ、継続投与可能最大用量。
注2)以下を満たす患者。
・スクリーニング時のLDL-Cが70mg/dL以上
・最大耐用量注1)の脂質低下療法(LDLアフェレシスを含む)を受けている
・スクリーニングの3ヵ月以上前からLDLアフェレシスを受けていて、8週間以上前からLDLアフェレシス(血漿交換は除く)の実施頻度が安定している、又は48週間後まで安定して実施できることが予想できる
表3 投与24週後のLDL-Cのベースラインからの変化率(ITT集団)
| | プラセボ群 | 本剤群 |
| ベースライン | 22例 | 43例 |
| | 測定値(mg/dL)a | 246.5±153.71 | 259.5±172.40 |
| 投与24週後 | 21例 | 43例 |
| | 測定値(mg/dL)a | 227.9±150.95 | 122.6±79.65 |
| 変化率(%)b | 1.9±6.5 | -47.1±4.6 |
| 変化率(%)のプラセボ群との差b[95%CI] | − | -49.0[-65.0,-33.1] |
| p値 | − | p<0.0001 |
二重盲検投与期間終了後、非盲検投与期間に移行した64例に、本剤15mg/kgを4週に1回、静脈内投与した。二重盲検投与期間の投与48週後までのベースラインからのLDL-Cの変化率の推移は下図のとおりであった。
LDLRの遺伝子型が本剤の有効性に及ぼす影響を検討した結果は、下表のとおりであった。
表4 LDLR遺伝子変異型別の投与24週後のLDL-Cのベースラインからの変化率(ITT集団)
| | ヌル/ヌル型変異a又はネガティブ/ネガティブ型変異b |
| いずれかを有する | いずれも有さない |
プラセボ群 (9例) | 本剤群 (17例) | プラセボ群 (13例) | 本剤群 (26例) |
| ベースライン値(mg/dL) | 289.0±167.18 | 317.0±153.93 | 217.2±142.9 | 221.9±176.2 |
| 投与24週後(mg/dL) | 291.7±169.30 | 159.2±84.75 | 180.1±121.51 | 98.7±67.50 |
| 変化率(%)c | 15.4±10.2 | -42.8±7.5 | -7.8±8.6 | -50.1±6.0 |
変化率(%)のプラセボ群との差c [95%CI] | − | -58.2 [-82.8,-33.6] | − | -42.2 [-63.0,-21.5] |
二重盲検投与期間における有害事象の発現割合は、本剤群で65.9%(29/44例)、プラセボ群で81.0%(17/21例)であった。本剤群の5%以上に報告され、プラセボ群と比較して高い頻度で発現した有害事象は、インフルエンザ様疾患11.4%(5/44例)、鼻漏6.8%(3/44例)であった。
非盲検投与期間における有害事象の発現割合は、全体で73.4%(47/64例)、二重盲検投与期間の本剤群からの移行例で79.5%(35/44例)、二重盲検投与期間のプラセボ群からの移行例で60.0%(12/20例)であった。主な有害事象の発現割合は、上咽頭炎及び頭痛でそれぞれ9.4%(6/64例)、二重盲検投与期間の本剤群からの移行例でそれぞれ11.4%(5/44例)、二重盲検投与期間のプラセボ群からの移行例でそれぞれ5.0%(1/20例)であった。
5歳以上11歳以下のHoFH患者を対象に、非盲検非対照試験を実施した。本試験はパートA〜Cで構成され、パートA又はBを完了した患者はパートCに移行することが可能とされた。パートA(6例)は本剤15mg/kgを単回静脈内投与、パートB(14例)は本剤15mg/kgを4週に1回24週間静脈内投与、パートC(20例:パートAからの移行例6例、パートBからの移行例14例)は本剤15mg/kgを4週に1回48週間静脈内投与した。
有効性について、パートBの主要評価項目とされた投与24週後のLDL-Cのベースラインからの変化率は、下表のとおりであった
8)。
表5 投与24週後のLDL-Cのベースラインからの変化率(ITT集団)
| | パートB(14例) |
| ベースライン値(mg/dL) | 263.7±90.97 |
| 投与24週後(mg/dL) | 131.8±109.83 |
| 変化率[95%CI]a | -48.3[-68.8〜-27.8] |
安全性について、パートB及びCの併合解析における有害事象の発現割合は、95.0%(19/20例)であった。主な有害事象は、COVID-19 75.0%(15/20例)、発熱25.0%(5/20例)であった。