14.1.1 患者の体重に基づいて本剤の投与量(mg)を算出し、投与に必要なバイアル数を決定すること。
14.1.2 調製前に目視にてバイアル内を確認すること。バイアルの内側表面に透明〜白色の斑点や縞模様が観察される場合があるが、製剤の品質に影響はない。変色又は異物が認められる場合は使用しないこと。
14.1.3 バイアルに日局注射用水10mLをバイアルの内壁に沿ってゆっくり注入し、静かに、内容物を完全に溶解すること(テプロツムマブ(遺伝子組換え)濃度47.6mg/mL)。溶解する際にバイアルの振とう等は避けること。
14.1.4 溶解後に目視にてバイアル内を確認すること。本剤の溶解液は無色〜わずかに褐色の澄明の液であり、粒子状物質や変色が認められる場合は使用しないこと。
14.1.5 日局生理食塩液で希釈する際は、投与量1800mg未満の場合は100mL、投与量1800mg以上の場合は250mLの日局生理食塩液を使用すること。日局生理食塩液の輸液バッグから予め注入する溶解液分の容量を抜き取ること。
14.1.6 必要量の溶解液をバイアルから抜き取り、輸液バッグ内に注入すること。輸液バッグを静かに上下に逆転させて混和し、振とうしないこと。
14.1.7 溶解後及び希釈後は速やかに使用すること。溶解後又は希釈後、直ちに使用できない場合、溶解液又は輸液バッグ内の希釈液は、遮光保存し、2〜8℃で保存する場合は、調製開始から投与まで48時間以内、20〜25℃で保存する場合は、調製開始から投与まで4時間以内とすること。
14.1.8 使用後のバイアル及び溶解後の溶液の未使用分は廃棄すること。
14.2.1 希釈後に冷蔵していた場合は、輸液バッグを室温に戻してから使用すること。
14.2.2 本剤は独立したラインにて投与するものとし、他の注射剤、輸液等と混合しないこと。