医療用医薬品 : イムデトラ |
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総称名 | イムデトラ |
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一般名 | タルラタマブ(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Tarlatamab(Genetical Recombination) |
製剤名 | タルラタマブ(遺伝子組換え)凍結乾燥注射剤 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 二重特異性タンパク製剤 |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01FX33 |
KEGG DRUG |
D12234
タルラタマブ
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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イムデトラ点滴静注用1mg | IMDELLTRA For I.V.Infusion | アムジェン | 4291477D1029 | 137100円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品注) |
イムデトラ点滴静注用10mg | IMDELLTRA For I.V.Infusion | アムジェン | 4291477D2025 | 1326870円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品注) |
副作用 | グレード注) | 処置 |
サイトカイン放出症候群 | Grade 1又は2 | 回復するまで休薬する。 |
Grade 3 | ・回復するまで休薬する。 ・Grade 3のサイトカイン放出症候群が再発した場合は、投与を中止する。 | |
Grade 4 | 投与を中止する。 | |
免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群 | Grade 1又は2 | 回復するまで休薬する。 |
Grade 3 | ・回復するまで休薬する。 ・1週間以内にGrade 1以下に改善しない場合、又はGrade 3の免疫エフェクター細胞関連神経毒性症候群が再発した場合は、投与を中止する。 | |
Grade 4 | 投与を中止する。 | |
好中球減少 | Grade 3 | ・Grade 2以下に改善するまで3日間以上休薬する。 ・3週間以内にGrade 1以下に改善しない場合は、投与を中止する。 |
Grade 4 | ・Grade 2以下に改善するまで3日間以上休薬する。 ・1週間以内にGrade 1以下に改善しない場合、又はGrade 4の好中球減少が再発した場合は、投与を中止する。 | |
その他の副作用 | Grade 3 | ・Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。 ・4週間以内に回復しない場合は、投与中止を検討する。 |
Grade 4 | 投与中止を検討する。 |
最終投与日及び投与量 | 休薬期間 | 再開時の用量 |
1日目、1mg | 14日以内 | 8日目の投与量(10mg)注1)、注2) |
14日超 | 1日目の投与量(1mg)注1)、注2) | |
8日目、10mg | 21日以内 | 15日目の投与量(10mg)注2) |
21日超 | 1日目の投与量(1mg)注1)、注2) | |
15日目以降、10mg | 28日以内 | 29日目以降の投与量(10mg) |
28日超 | 1日目の投与量(1mg)注1)、注2) |
治療域の狭いCYP基質 カルバマゼピン、キニジン、シロリムス等 | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、本剤の初回投与から3回目の投与前までの間、及びサイトカイン放出症候群発現時から発現後の一定期間は、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤の投与によりサイトカインが放出され、CYPが抑制されることにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
15%以上 | 5%以上〜15%未満 | 5%未満 | |
感染症および寄生虫症 | カンジダ感染、膀胱炎、感染、中耳炎、肺炎 | ||
内分泌障害 | 副腎機能不全、甲状腺機能低下症、下垂体機能低下症 | ||
代謝及び栄養障害 | 食欲減退(26.3%) | 低ナトリウム血症 | |
精神障害 | 錯乱状態、譫妄 | ||
神経系障害 | 味覚不全(27.1%) | 振戦、神経毒性 | |
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 | 呼吸困難 | ||
胃腸障害 | 便秘、悪心 | ||
肝胆道系障害 | 高ビリルビン血症、胆汁うっ滞、肝機能異常、肝炎、高トランスアミナーゼ血症 | ||
皮膚および皮下組織障害 | 発疹 | 斑状丘疹状皮疹 | |
一般・全身障害及び投与部位の状態 | 発熱(32.3%)、疲労、無力症 | 注射部位発疹 | |
臨床検査 | ALT増加、AST増加 | 血中ビリルビン増加、トランスアミナーゼ上昇、肝酵素上昇、血中甲状腺刺激ホルモン減少 |
販売名 | 溶解に必要な注射用水の量(mL) | 最終濃度(mg/mL) |
イムデトラ点滴静注用1mg | 1.3 | 0.9 |
イムデトラ点滴静注用10mg | 4.4 | 2.4 |
販売名 | 抜き取る生理食塩液量(mL) | 輸液安定化液注入量(mL) | 本剤溶解液注入量(mL) |
イムデトラ点滴静注用1mg | 14 | 13 | 1.1 |
イムデトラ点滴静注用10mg | 17 | 13 | 4.2 |
n | Cmax(μg/mL) | AUC336hr(hr・μg/mL) | Ctrough(μg/mL) | t1/2(day)注1) | |
1日目 | 19 | 2.80(38) | 242(41)注2) | 0.288(48)注3) | − |
15日目 | 18 | 2.65(41) | 298(48)注4) | 0.309(47)注5) | 6.21(3.45,13.7)注4) |
一般的名称 | タルラタマブ(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Tarlatamab(Genetical Recombination) |
分子量 | 約105,000 |
理化学知見その他 | タルラタマブは、遺伝子組換え一本鎖二価二重特異性モノクローナル抗体(scFv-scFv'-scFc)であり、1〜241番目は抗デルタ様リガンド3(DLL3)抗体の可変部(scFv)、248〜496番目は抗CD3ε抗体の可変部(scFv')、501〜982番目はヒトIgG1のヒンジ部、CH2部、CH3部がリンカーを介してヒトIgG1のヒンジ部、CH2部、CH3部と連結された1本鎖Fcドメイン(scFc)に由来し、6個のアミノ酸残基が置換(R572C、N577G、V582C、R827C、N832G、V837C)されている。タルラタマブは、CHO細胞により産生される。タルラタマブは、982個のアミノ酸残基からなるタンパク質である。(分子量:約105,000) |
KEGG DRUG | D12234 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |