医療用医薬品 : ダトロウェイ |
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総称名 | ダトロウェイ |
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一般名 | ダトポタマブ デルクステカン(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Datopotamab Deruxtecan(Genetical Recombination) |
製剤名 | ダトポタマブ デルクステカン(遺伝子組換え)注 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 抗TROP-2抗体 トポイソメラーゼI阻害剤複合体 |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01FX35 |
KEGG DRUG |
D12359
ダトポタマブデルクステカン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ダトロウェイ点滴静注用100mg | DATROWAY FOR INTRAVENOUS DRIP INFUSION | 第一三共 | 4291474D1025 | 311990円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品注) |
1段階減量 | 4mg/kg |
2段階減量 | 3mg/kg |
3段階減量 | 投与中止 |
副作用 | 程度注) | 処置 |
間質性肺疾患 | Grade 1の場合 | 所見が完全に回復するまで休薬する。 休薬期間が、28日以内の場合は同一用量で、28日超の場合は1段階減量して再開できる。 |
Grade 2〜4の場合 | 投与を中止する。 | |
角膜炎 | Grade 2の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬し、同一用量で再開できる。 |
Grade 3の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬し、1段階減量して再開できる。 | |
Grade 4の場合 | 投与を中止する。 | |
口内炎 | Grade 2の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬し、同一用量で再開できる。 再発の場合、Grade 1以下に回復するまで休薬し、1段階減量して再開できる。 |
Grade 3の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬し、同一用量又は1段階減量して再開できる。 | |
Grade 4の場合 | 投与を中止する。 | |
Infusion reaction | Grade 1の場合 | 投与速度を50%に減速する。その後、新たなInfusion reactionの症状が認められない場合、次回は発現時の速度で投与できる。 |
Grade 2の場合 | 投与を中断し、Grade 1以下に回復した場合、投与速度を発現時の50%に減速して再開できる。 次回は発現時の50%の速度で投与し、新たなInfusion reactionの症状が認められない場合、以降の回は発現時の速度で投与できる。 | |
Grade 3又は4の場合 | 投与を中止する。 | |
好中球数減少、白血球数減少、貧血 | Grade 3の場合 | Grade 2以下に回復するまで休薬し、同一用量で再開できる。 |
Grade 4の場合 | Grade 2以下に回復するまで休薬し、同一用量又は1段階減量して再開できる。 | |
血小板数減少 | Grade 3の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬し、同一用量又は1段階減量して再開できる。 |
Grade 4の場合 | Grade 1以下に回復するまで休薬し、1段階減量して再開できる。 | |
上記以外の副作用 | Grade 3の場合 | Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、同一用量又は1段階減量して再開できる。 |
Grade 4の場合 | 投与を中止する。 |
30%以上 | 10〜30%未満 | 10%未満 | |
眼 | ドライアイ | 眼瞼炎、結膜炎、流涙増加、羞明、霧視、視力障害、マイボーム腺機能不全 | |
消化器 | 口内炎(55.6%)、悪心(51.1%) | 便秘、嘔吐 | 下痢、口内乾燥 |
皮膚 | 脱毛症(36.4%) | 発疹 | 皮膚乾燥、そう痒症、皮膚色素沈着、睫毛眉毛脱落症 |
その他 | 疲労(37.8%) | 食欲減退 |
ダトポタマブ デルクステカン(41例) | |||
Cmax(μg/mL) | Tmax(hr) | AUCtau(μg・日/mL) | t1/2(日) |
172(28.6) | 1.97(1.62〜5.02) | 796(203) | 4.93(1.35) |
カンプトテシン誘導体(41例) | |||
Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUCtau(ng・日/mL) | t1/2(日) |
4.71(9.97) | 22.1(2.83〜193) | 22.3a)(10.1) | 5.83b)(1.15) |
一般的名称 | ダトポタマブ デルクステカン(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Datopotamab Deruxtecan(Genetical Recombination) |
分子式 | デルクステカン C52H57FN9O13 抗体部分 C6464H9984N1708O2016S44(タンパク質部分、4本鎖) H鎖 C2199H3392N580O674S16 L鎖 C1033H1604N274O334S6 |
分子量 | デルクステカン 1,035.06 抗体部分 約148,000 ダトポタマブ デルクステカン 約152,000 |
理化学知見その他 | ダトポタマブ デルクステカンは、抗体薬物複合体であり、遺伝子組換えモノクローナル抗体の平均4個のシステイン残基に、カンプトテシン誘導体とリンカーからなるデルクステカン((3RS)-1-[(10S)-10-ベンジル-1-{[(1S,9S)-9-エチル-5-フルオロ-9-ヒドロキシ-4-メチル-10,13-ジオキソ-2,3,9,10,13,15-ヘキサヒドロ-1H,12H-ベンゾ[de]ピラノ[3',4':6,7]インドリジノ[1,2-b]キノリン-1-イル]アミノ}-1,6,9,12,15,18-ヘキサオキソ-3-オキサ-5,8,11,14,17-ペンタアザトリコサン-23-イル]-2,5-ジオキソピロリジン-3-イル基)が結合している。 抗体部分は抗細胞表面糖タンパク質TROP-2モノクローナル抗体であり、その相補性決定部はマウス抗体に、その他はヒトIgG1に由来し、CHO細胞により産生される。タンパク質部分は、451個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ1鎖)2本及び214個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質である。 |
KEGG DRUG | D12359 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |