医療用医薬品 : ウプトラビ |
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| 総称名 | ウプトラビ |
|---|---|
| 一般名 | セレキシパグ |
| 欧文一般名 | Selexipag |
| 製剤名 | セレキシパグ錠 |
| 薬効分類名 | 選択的プロスタサイクリン受容体(IP受容体)作動薬 |
| 薬効分類番号 | 2190 |
| ATCコード | B01AC27 |
| KEGG DRUG |
D09994
セレキシパグ
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウプトラビ錠小児用0.05mg | Uptravi Tablets for Pediatric | 日本新薬 | 2190037F3023 | 443.5円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| 体重 | 開始用量 (1回量) | 増量幅 (1回量) | 最高用量 (1回量) |
| 9kg以上25kg未満 | 0.1mg | 0.1mg | 0.8mg |
| 25kg以上50kg未満 | 0.15mg | 0.15mg | 1.2mg |
| 50kg以上 | 0.2mg | 0.2mg | 1.6mg |
| 降圧作用を有する薬剤 カルシウム拮抗剤 アンジオテンシン変換酵素阻害剤 アンジオテンシンII受容体拮抗剤 利尿剤 プロスタグランジンE1、E2、I2誘導体製剤 等 | 過度の血圧低下が起こるおそれがある。併用薬もしくは本剤を増量する場合は血圧を十分観察すること。 | 相互に降圧作用を増強することが考えられる。 |
| 抗凝血剤 ワルファリン等 血栓溶解剤 ウロキナーゼ等 血小板凝集抑制作用を有する薬剤 アスピリン チクロピジン プロスタグランジンE1、E2、I2誘導体製剤 非ステロイド性抗炎症剤 等 [9.1.2参照] | 出血の危険性が増大するおそれがある。定期的にプロトロンビン時間等の血液検査を行うなど、患者の状態を十分に観察すること。 | 本剤はin vitroで血小板凝集抑制作用を有するため、相互に抗凝血作用を増強することが考えられる。 |
| CYP2C8の阻害作用を有する薬剤 クロピドグレル含有製剤 デフェラシロクス 等 [16.7.2参照] | クロピドグレルとの併用で、本剤の活性代謝物のCmax及びAUCが増加したとの報告がある。本剤の投与中にこれらの薬剤を開始する場合には、本剤の減量を考慮すること。これらの薬剤の投与中に本剤を開始する場合には、本剤を1日1回に減量して投与を開始すること。 | CYP2C8を阻害することにより、本剤の活性代謝物の代謝が抑制されると考えられる。 |
| ロピナビル・リトナビル [16.7.5参照] | 本剤の血中濃度が上昇したとの報告があり、本剤の副作用が発現するおそれがある。 | 本剤の代謝酵素であるCYP3A4や、本剤が基質となるOATP1B1、OATP1B3及びP糖タンパクを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇すると考えられる。 |
| CYP2C8の誘導作用を有する薬剤 リファンピシン 等 [16.7.6参照] | 本剤の活性代謝物のAUCが低下するおそれがある。 | CYP2C8を誘導することにより、本剤及び活性代謝物の代謝が促進されると考えられる。 |
| 5%以上 | 0.5〜5%未満 | 0.5%未満 | 頻度不明 | |
| 血液 | 貧血 | 鉄欠乏性貧血、血小板数減少 | ヘモグロビン減少 | |
| 代謝異常 | 食欲減退、体液貯留 | 低カリウム血症、脱水 | ||
| 精神神経系 | 頭痛(58.3%)、浮動性めまい | 失神、体位性めまい、頭部不快感、傾眠、不眠症、灼熱感、感覚鈍麻、嗜眠 | 錯感覚、味覚消失、片頭痛 | |
| 眼 | 眼痛 | 羞明、霧視、眼瞼浮腫、流涙増加 | ||
| 耳 | 回転性めまい | 耳鳴 | ||
| 循環器 | 潮紅(12.3%) | ほてり、動悸 | 頻脈、心房細動、心不全、右室不全、心室性期外収縮、狭心症、心電図QT延長、紅痛症(四肢の熱感・発赤・痛みを伴う腫れ) | |
| 呼吸器 | 呼吸困難、鼻閉、咳嗽 | 低酸素症、口腔咽頭不快感 | ||
| 消化器 | 下痢(37.9%)、悪心(27.2%)、嘔吐(15.0%)、腹痛 | 腹部不快感、消化不良、胃食道逆流性疾患、腹部膨満、便秘、排便回数増加、胃炎 | 口内乾燥、胃拡張、消化性潰瘍 | |
| 肝臓 | 肝酵素上昇、肝機能異常 | 血中ビリルビン増加、Al-P増加 | ||
| 皮膚 | 発疹、紅斑、そう痒症 | 光線過敏性反応、脱毛症、多汗症 | 蕁麻疹、血管浮腫 | |
| 筋骨格系 | 顎痛(23.6%)、筋肉痛(13.2%)、四肢痛(12.1%)、関節痛 | 背部痛、顎関節症候群、頚部痛、筋痙縮、骨痛、四肢不快感、関節腫脹、筋骨格硬直 | 開口障害、筋力低下、筋肉疲労、脊椎痛 | |
| 腎臓 | 腎機能障害 | 頻尿 | ||
| その他 | 倦怠感、浮腫(末梢性浮腫、顔面浮腫等)、疼痛、無力症、疲労、胸部不快感、体重減少、胸痛 | 異常感、発熱、胃腸炎、上咽頭炎、副鼻腔炎、インフルエンザ様疾患、転倒、月経過多、非心臓性胸痛、血中甲状腺刺激ホルモン増加 | 血中甲状腺刺激ホルモン減少、過敏症 |
| 体重 | 1回投与量 | Cmax(ng/mL) | tmax(hr) | t1/2(hr) | AUC0-12hr(ng・hr/mL) |
| セレキシパグ | |||||
| 9kg以上25kg未満 | 0.1mg | 2.37,2.97 | 1.98 | 0.771,1.11 | 9.31,9.65 |
| 25kg以上50kg未満 | 0.15mg | 2.73,5.10 | 1.45 | 0.888,1.32 | 8.74,12.9 |
| 50kg以上 | 0.2mg | 1.49,1.70 | 1.89 | 0.824,1.20 | 4.57,6.03 |
| MRE-269 | |||||
| 9kg以上25kg未満 | 0.1mg | 3.44,3.79 | 4.01 | 2.86,3.18 | 17.8,28.5 |
| 25kg以上50kg未満 | 0.15mg | 4.96,10.9 | 2.92 | 2.68,5.36 | 45.4,48.2 |
| 50kg以上 | 0.2mg | 2.39,2.81 | 3.90 | 2.74,3.25 | 14.8,17.1 |
| Cmax(ng/mL) | AUC0-last(ng・hr/mL) | |
| セレキシパグ | ||
| 小児用0.05mg錠 | 3.93±1.47 | 10.2±3.7 |
| 0.2mg錠 | 3.93±1.42 | 10.0±3.5 |
| MRE-269 | ||
| 小児用0.05mg錠 | 6.05±1.83 | 37.0±12.6 |
| 0.2mg錠 | 6.04±1.84 | 37.6±13.9 |
| 体重 | 肺血管抵抗係数(Wood単位・m2) | ||
| 投与開始前 | 投与16週時 | 投与開始前からの変化量 | |
| 9kg以上25kg未満 | 14.00 | 7.67 | −6.33 |
| 16.79 | 7.19 | −9.60 | |
| 25kg以上50kg未満 | 17.05 | 16.01 | −1.04 |
| 37.50 | 20.89 | −16.61 | |
| 50kg以上 | 9.52 | 7.23 | −2.29 |
| 12.90 | 15.48 | 2.58 | |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |