免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤及び抗CD38モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも3レジメンによる治療歴を有する再発又は難治性の多発性骨髄腫患者を対象にテクリスタマブ単剤療法の有効性及び安全性を非盲検、非対照試験で評価した。
本試験では、B細胞成熟抗原(BCMA)を標的とした治療による治療歴のない患者をコホートA(110例)、BCMAを標的とした抗体薬物複合体又はキメラ抗原受容体T細胞療法による治療歴のある患者をコホートC(40例)にそれぞれ組み入れた。
用法・用量は、本剤0.06及び0.3mg/kg(漸増用量)をステップアップ投与後に、1サイクルを28日間とし
注1)、1.5mg/kg(治療用量)が1週間に1回皮下投与され、疾患進行又は投与中止基準に該当しない限り、投与が継続された。また、奏効が認められた患者において投与間隔を2週間に1回及び4週間に1回へ変更可能とされた
注2)。なお、漸増用量投与から初回の治療用量投与時までの各投与の投与間隔は2〜4日間とされ、本剤投与開始後4〜8日目に初回の治療用量を投与することとされた。
有効性解析対象集団において、主要評価項目とされた独立評価委員会判定に基づく奏効率
注3)(95%信頼区間)はコホートAで60.9%(51.1%、70.1%)(67/110例)、コホートCで52.5%(36.1%、68.5%)(21/40例)であった(コホートA:2021年9月7日クリニカルカットオフ、コホートC:2023年8月22日クリニカルカットオフ)。
5)6)本剤が投与された安全性解析対象集団165例中155例(93.9%)に副作用が認められた。主な副作用はサイトカイン放出症候群117例(70.9%)、好中球減少症109例(66.1%)、注射部位反応62例(37.6%)、リンパ球減少症55例(33.3%)、貧血51例(30.9%)及び血小板減少症50例(30.3%)等であった(2023年8月22日クリニカルカットオフ)。[
5.1、
5.2参照]
注1)治療用量(1.5mg/kg)の投与開始日が第1サイクル1日目と設定された。
注2)6カ月以上の完全奏効(CR)又は厳格な完全奏効(sCR)が認められた患者において2週間に1回投与に変更可能とされ、その後第12サイクル又はそれ以降にCR以上の奏効が確認され、かつ6カ月以上2週間に1回投与を継続しており、治験依頼者の承認を得た患者において4週間に1回投与に変更可能とされた。
注3)奏効率は、国際骨髄腫ワーキンググループの効果判定基準に基づき、独立効果判定委員会によって評価された最良総合効果が部分奏効以上である患者の割合とした。
免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤及び抗CD38モノクローナル抗体製剤を含む少なくとも3レジメンによる治療歴を有する再発又は難治性の多発性骨髄腫患者
注1)を対象にテクリスタマブ単剤療法の有効性及び安全性を非盲検、非対照試験で評価した。
用法・用量は、本剤0.06及び0.3mg/kg(漸増用量)をステップアップ投与後に、1サイクルを28日間とし
注2)、1.5mg/kg(治療用量)が1週間に1回皮下投与された。また、本剤1.5mg/kg(治療用量)の1週間に1回投与を実施し、部分奏効(PR)以上の奏効が6カ月以上持続している場合、投与間隔を2週間に1回へ変更可能とされた。なお、漸増用量投与から初回の治療用量投与時までの各投与の投与間隔は2〜4日間とされ、本剤投与開始後4〜8日目に初回の治療用量を投与することとされた。
有効性解析対象集団において、主要評価項目とされたコンピュータ・アルゴリズム判定に基づく奏効率
注3)(95%信頼区間)は76.9%(56.4%、91.0%)(20/26例)であった。(2023年9月22日クリニカルカットオフ)。
7)本剤が投与された安全性解析対象集団26例中25例(96.2%)に副作用が認められた。主な副作用はサイトカイン放出症候群21例(80.8%)、好中球減少症17例(65.4%)、低γグロブリン血症14例(53.8%)、注射部位反応9例(34.6%)等であった(2023年9月22日クリニカルカットオフ)。[
5.1、
5.2参照]
注1)BCMAを標的とした治療による治療歴のある患者は除外された。
注2)治療用量(1.5mg/kg)の投与開始日が第1サイクル1日目と設定された。
注3)奏効率は、国際骨髄腫ワーキンググループの効果判定基準に基づくコンピュータ・アルゴリズムによって評価された最良総合効果が部分奏効以上である患者の割合とした。
EMD
注1)を有し、免疫調節薬、プロテアソーム阻害剤及び抗CD38モノクローナル抗体製剤による治療歴(ただし、前治療のレジメン数を問わない)を有する、再発又は難治性の多発性骨髄腫患者90例(日本人患者3例を含む)を対象に本剤
注2)とトアルクエタマブ
注3)の併用投与
注4)の有効性及び安全性を非盲検、非対照試験で評価した。
有効性解析対象集団において、主要評価項目とされた独立評価委員会判定に基づく奏効率
注5)(95%信頼区間)は78.9%(69.0%、86.8%)(71/90例)であった(2025年3月18日クリニカルカットオフ)。
8)本剤とトアルクエタマブが併用投与された安全性解析対象集団90例中88例(97.8%)に副作用が認められた。主な副作用はサイトカイン放出症候群70例(77.8%)、好中球減少症65例(72.2%)、疲労及び貧血 各32例(35.6%)、血小板減少症29例(32.2%)、注射部位反応27例(30.0%)等であった(2025年3月18日クリニカルカットオフ)。[
5.1、
5.2参照]
注1)全身PET-CT又は全身MRIにより、EMDが長径(最大径)2cm以上で、骨病変と隣接していないEMDを有することが確認され、かつEMDに対する放射線照射歴がない患者が対象とされた。
注2)本剤の用法・用量:0.06mg/kg、0.3mg/kg及び1.5mg/kg(漸増用量)を漸増投与した後、1サイクルを28日間とし、3mg/kg(治療用量)を2週間間隔で皮下投与した。初回の3mg/kg(治療用量)の投与開始日を第1サイクル1日目とし、サイクル5以降で最良部分奏効(VGPR)以上の奏効が認められた場合、及びサイクル7以降は、3mg/kg(治療用量)の投与を4週間間隔に変更可能とされた。なお、漸増用量投与から初回の3mg/kg(治療用量)投与時までの各投与の投与間隔は2〜4日間とされた。
注3)トアルクエタマブの用法・用量:0.01mg/kg、0.06mg/kg及び0.4mg/kg(漸増用量)を漸増投与した後、1サイクルを28日間とし、0.8mg/kg(治療用量)を2週間間隔で皮下投与した。初回の0.8mg/kg(治療用量)の投与開始日を第1サイクル1日目とし、サイクル5以降で最良部分奏効(VGPR)以上の奏効が認められた場合、及びサイクル7以降は、0.8mg/kg(治療用量)の投与を4週間間隔に変更可能とされた。なお、漸増用量投与から初回の0.8mg/kg(治療用量)投与時までの各投与の投与間隔は2〜4日間とされた。
注4)本薬とトアルクエタマブは同日に30分間(±10分間)の間隔を空けて投与することとされた。
注5)奏効率は、国際骨髄腫ワーキンググループの効果判定基準とPET-CTによる画像評価を組み入れたEMDの判定基準に基づき、独立評価委員会による最良総合効果が部分奏効以上である患者の割合とした。