日本人健康成人(12例)に本剤200mgを単回皮下投与したときの薬物動態パラメータは以下のとおりであった
3)。
日本人健康成人(12例)における本剤200mg単回皮下投与時のガラダシマブの薬物動態パラメータ
tmax(h) | Cmax(μg/mL) | AUC0-last(μg・h/mL) | AUC0-inf(μg・h/mL) | CL/F(L/h) | Vz/F(L) | t1/2(h) |
169(8.00,171) | 21.2(17.0) | 11,300(5,510) | 11,900(5,840) | 0.022(0.014) | 12.5(5.84) | 424(72.2) |
国際共同第III相試験において、遺伝性血管性浮腫1型又は2型(C1-INH HAE)患者39例(日本人患者4例を含む)に本剤の初回用量400mgを皮下投与し、以降200mgを月1回皮下投与したときの本剤の血漿中トラフ濃度は以下のとおりであった。定常状態における本剤の血漿中トラフ濃度は概ね一定であった
3)。
C1-INH HAE患者における本剤反復皮下投与時のガラダシマブの血漿中トラフ濃度
| Day 31 | Day 61 | Day 91 | Day 121 | Day 151 | Day 182 |
例数 | 39 | 39 | 39 | 38 | 39 | 39 |
血漿中トラフ濃度(μg/mL)、平均値(標準偏差) | 10.5(4.00) | 8.60(3.91) | 8.39(3.81) | 8.69(3.93) | 8.20(4.37) | 8.09(4.28) |
母集団薬物動態解析において、本剤の初回用量400mgを皮下投与後、以降200mgを月1回皮下投与したHAE患者の薬物動態パラメータを検討した。定常状態における1投与間隔の血漿中濃度−時間曲線下面積(AUCtau,ss)、定常状態における最高血漿中濃度(Cmax,ss)及び定常状態における最低血漿中濃度(Cmin,ss)の平均値(標準偏差)は、それぞれ9,920(4,470)μg・h/mL、20.5(9.66)μg/mL及び8.94(4.64)μg/mLと推定された。初回用量400mgの皮下投与後に本剤の曝露は定常状態に達した
3)。
HAE患者における本剤皮下投与後の血漿中最高濃度到達時間は約6日であった
3)。
HAE患者における本剤の見かけの分布容積の平均値(標準偏差)は、8.36(5.55)Lであった
3)。
HAE患者における本剤の見かけの全身クリアランスの平均値(標準偏差)は0.0243(0.0122)L/hであり、終末相の消失半減期は約18日であった
3)。
健康成人及びHAE患者を対象とした母集団薬物動態解析における絶対的アベイラビリティは、0.387(95%信頼区間:0.344,0.431)と推定された
3)。