医療用医薬品 : ウェリレグ |
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総称名 | ウェリレグ |
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一般名 | ベルズチファン |
欧文一般名 | Belzutifan |
製剤名 | ベルズチファン錠 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 HIF-2α阻害剤 |
薬効分類番号 | 4291 |
KEGG DRUG |
D11954
ベルズチファン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ウェリレグ錠40mg | WELIREG Tablets 40mg | MSD | 42910H7F1020 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
副作用 | 程度注) | 処置 |
貧血 | Grade 3 | Grade 2以下に回復するまで休薬し、回復後に、同一用量又は1段階減量して再開できる。 重症度及び持続性に応じて投与中止を検討する。 |
Grade 4 | Grade 2以下に回復するまで休薬し、回復後に、1段階減量して再開できる。 再発した場合は投与を中止する。 | |
低酸素症 | Grade 3かつ無症候性 | 患者の状態により投与を継続できる。休薬する場合には、Grade 2以下に回復するまで休薬し、回復後に、1段階減量して再開できる。 重症度及び持続性に応じて投与を中止する。 |
Grade 3かつ症候性 | Grade 2以下に回復するまで休薬し、回復後に、1段階減量して再開できる。 重症度及び持続性に応じて投与を中止する。 | |
Grade 4 | 投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade 3 | Grade 2以下に回復するまで休薬し、回復後に、1段階減量して再開できる。 再発した場合は投与を中止する。 |
Grade 4 | 投与を中止する。 |
CYP2C19阻害剤 フルコナゾール フルボキサミン チクロピジン等 [16.4参照] | 本剤の副作用が増強するおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がCYP2C19を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
UGT2B17阻害剤 イマチニブ等 [16.4参照] | 本剤の副作用が増強するおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がUGT2B17を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
CYP3Aの基質となる薬剤 フェンタニル ミダゾラム 経口避妊薬(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール等)等 [9.4.1、16.7.1参照] | これらの薬剤の有効性が減弱するおそれがある。 | 本剤がCYP3Aを誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
10%以上 | 1〜10%未満 | 1%未満 | |
血液及びリンパ系障害 | 血小板減少症、血小板数減少、リンパ球数減少、好中球数減少 | 白血球数減少、好中球減少症、ヘマトクリット減少、赤血球数減少、網状赤血球数減少 | |
心臓障害 | 動悸 | ||
耳及び迷路障害 | 耳鳴 | ||
眼障害 | 霧視、ドライアイ | 羞明 | |
胃腸障害 | 悪心 | 下痢、便秘、嘔吐、口内炎、腹痛、口内乾燥 | 上腹部痛、消化不良、鼓腸、口腔内痛 |
一般・全身障害及び投与部位の状態 | 疲労 | 無力症、末梢性浮腫、浮腫 | 倦怠感、発熱、インフルエンザ様疾患 |
代謝及び栄養障害 | 食欲減退、低リン血症、血中トリグリセリド増加 | 高血糖、高トリグリセリド血症、低ナトリウム血症、血中ブドウ糖増加 | |
筋骨格系及び結合組織障害 | 関節痛、筋肉痛 | 背部痛、筋痙縮 | |
神経障害 | 頭痛、浮動性めまい、注意力障害 | 味覚不全、嗜眠 | |
肝障害 | ALT増加、AST増加、血中ALP増加 | 高トランスアミナーゼ血症 | |
腎及び尿路障害 | 血中クレアチニン増加、蛋白尿 | 血中尿素増加 | |
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 | 呼吸困難 | 労作性呼吸困難、胸水、喘鳴 | |
皮膚及び皮下組織障害 | そう痒症、発疹、皮膚乾燥 | 手掌・足底発赤知覚不全症候群、斑状丘疹状皮疹 | |
血管障害 | 高血圧 | ||
その他 | 体重増加、体重減少 |
代謝酵素の表現型 | 例数 | Cmax(μg/mL) | Tmax†(hr) | AUC0-∞(μg・hr/mL) | t1/2(hr) |
UGT2B17 PM/CYP2C19 IM | 6 | 1.84(11.0) | 4.00(2.00,5.00) | 61.6(20.4) | 22.6(19.9) |
UGT2B17 PM/CYP2C19 PM | 6 | 1.95(12.6) | 2.00(1.50,5.00) | 78.0(14.4)†† | 32.8(32.2)†† |
表現型† (UGT2B17) | 表現型† (CYP2C19) | 例数 | Cmax(μg/mL) | AUC0-24(μg・hr/mL) |
EM | EM又はIM | 196 | 1.23(33.5) | 14.5(44.7) |
PM | 8 | 1.25(37.9) | 15.5(45.8) | |
IM | EM又はIM | 253 | 1.55(33.6) | 21.8(43.7) |
PM | 17 | 1.89(21.1) | 27.0(32.5) | |
PM | EM又はIM | 97 | 2.54(27.1) | 42.7(32.8) |
PM | 35 | 3.67(27.0) | 66.2(29.4) |
VHL病関連の腎細胞癌 61例 | ||
奏効率(CR+PR) (90%信頼区間) | 63.9%(52.6,74.2) | |
最良総合効果 | ||
完全奏効(CR) | 4例(6.6%) | |
部分奏効(PR) | 35例(57.4%) | |
安定(SD) | 21例(34.4%) | |
疾患進行(PD) | 0例 | |
評価不能 | 1例(1.6%) |
本剤120mg QD 374例 | エベロリムス10mg QD 372例 | ||
PFS | |||
中央値†[月] (95%信頼区間) | 5.6 (3.9,7.0) | 5.6 (4.8,5.8) | |
ハザード比†† (95%信頼区間) | 0.75 (0.63,0.90)§ | ||
p値‖ | 0.00077 | ||
OS | |||
中央値†[月] (95%信頼区間) | 21.4 (18.2,24.3) | 18.1 (15.8,21.8) | |
ハザード比†† (95%信頼区間) | 0.88 (0.73,1.07)¶ | ||
p値# | 0.09941 |
表現型 | 休薬に至った有害事象 | Grade 3以上の貧血 | 赤血球造血刺激因子製剤の投与を要する貧血 |
UGT2B17 EMかつCYP2C19 EM又はIM | 37.6% (32/85例) | 20.0% (17/85例) | 24.7% (21/85例) |
CYP2C19 PM | 42.9% (9/21例) | 42.9% (9/21例) | 38.1% (8/21例) |
UGT2B17 IM | 47.1% (82/174例) | 37.4% (65/174例) | 26.4% (46/174例) |
UGT2B17 PM | 50.9% (28/55例) | 38.2% (21/55例) | 45.5% (25/55例) |
UGT2B17及びCYP2C19の両酵素がPM | 60.0% (6/10例) | 50.0% (5/10例) | 60.0% (6/10例) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |