医療用医薬品 : インレビック |
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総称名 | インレビック |
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一般名 | フェドラチニブ塩酸塩水和物 |
欧文一般名 | Fedratinib Hydrochloride Hydrate |
製剤名 | フェドラチニブ塩酸塩水和物カプセル |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害剤 |
薬効分類番号 | 4291 |
KEGG DRUG |
D11296
フェドラチニブ塩酸塩水和物
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KEGG DGROUP |
DG02020
JAK阻害薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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インレビックカプセル100mg | Inrebic capsules | ブリストル・マイヤーズスクイブ | 42910H8M1024 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
段階 | 本剤投与量 |
用量レベル1 | 400mg |
用量レベル2 | 300mg |
用量レベル3 | 200mg |
副作用注1) | 処置 |
出血を伴うGrade3の血小板数減少、Grade4の血小板数減少 | Grade2以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、休薬前の投与量から1用量レベル下げて投与再開する。 |
Grade4の好中球数減少 | Grade2以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、休薬前の投与量から1用量レベル下げて投与再開する。 |
Grade3以上の赤血球輸血を要する貧血 | Grade2以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、休薬前の投与量から1用量レベル下げて投与再開する。 |
Grade3以上の悪心、嘔吐、下痢で、対症療法を行っても48時間以内に回復しない場合 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、休薬前の投与量から1用量レベル下げて投与再開する。 |
Grade3以上のALT、AST、ビリルビン増加 | ・Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、休薬前の投与量から1用量レベル下げて投与再開する。 ・Grade3以上が再発した場合には、投与を中止する。 |
脳症を疑う神経学的所見 | ・Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬する注2)。回復後、休薬前の投与量から1用量レベル下げて投与再開する。 ・ウェルニッケ脳症の場合には、投与を中止する。 |
Grade3以上の上記以外の非血液系の副作用 | Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬する。回復後、休薬前の投与量から1用量レベル下げて投与再開する。 |
強いCYP3A阻害剤 リトナビル、イトラコナゾール、クラリスロマイシン等 [7.5、16.7.1参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、強いCYP3A阻害作用のない薬剤への代替を考慮すること。やむを得ず併用する場合には、本剤を減量するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
中程度のCYP3Aかつ強いCYP2C19阻害剤 フルコナゾール [16.7.2参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | フルコナゾールがCYP3A及びCYP2C19を同時に阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
強い又は中程度のCYP3A誘導剤 リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等 [16.7.3、16.7.4参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない薬剤への代替を考慮すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP3Aの基質となる薬剤 ミダゾラム、フェンタニル、トリアゾラム等 [16.7.5参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がCYP3Aを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
CYP2C19の基質となる薬剤 オメプラゾール、ランソプラゾール、ジアゼパム等 [16.7.5参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がCYP2C19を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
CYP2D6の基質となる薬剤 メトプロロール、アミトリプチリン、ペルフェナジン等 [16.7.5参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がCYP2D6を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
OCT2、MATE1及びMATE2-Kの基質となる薬剤 メトホルミン、プロカインアミド等 [16.7.6参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がOCT2、MATE1及びMATE2-Kを阻害することにより、これらの薬剤の腎クリアランスが低下する可能性がある。 |
5%以上 | 5%未満 | 頻度不明 | |
胃腸 | 下痢(52.0%)、悪心(50.2%)、嘔吐(35.7%)、腹痛、便秘 | 膵炎、消化不良、上腹部痛 | |
神経系 | 頭痛 | 浮動性めまい、味覚不全 | |
皮膚 | そう痒症 | ||
代謝 | リパーゼ増加 | アミラーゼ増加、高カリウム血症 | |
腎 | 血中クレアチニン増加 | 排尿困難 | |
筋・骨格系 | 筋痙縮、骨痛、四肢痛 | ||
呼吸器 | 呼吸困難 | ||
感染症 | 尿路感染 | ||
血管 | 高血圧 | ||
その他 | 疲労 | 体重増加、無力症 |
用量(mg) | 測定日(日) | 例数 | Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUCtau(ng・h/mL) |
300注1) | 1 | 3 | 1139(42) | 2.02(2.00,3.02) | 8015(59) |
28 | 3 | 1685(6) | 3.00(2.00,4.00) | 24710(20) | |
400 | 1 | 3 | 3324(21) | 3.00(1.95,6.08) | 22875(15) |
28 | 3 | 3698(49) | 2.67(0.95,4.00) | 53816(104) |
CL/F(L/h) | AUC0-24h(ng・h/mL) | Cmax(ng/mL) | Ctrough(ng/mL) | t1/2(h) | Tmax(h) |
9.6(51.3) | 41316(51.3) | 2417(53.5) | 1418(58.1) | 144.8(38.3) | 2(1,7) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |