医療用医薬品 : ベルスピティ |
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| 総称名 | ベルスピティ |
|---|---|
| 一般名 | エトラシモドL-アルギニン |
| 欧文一般名 | Etrasimod L-Arginine |
| 製剤名 | エトラシモドL-アルギニン錠 |
| 薬効分類名 | スフィンゴシン1-リン酸受容体(S1P1,4,5)調節薬 |
| 薬効分類番号 | 2399 |
| ATCコード | L04AE05 |
| KEGG DRUG |
D10931
エトラシモドL-アルギニン
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| ベルスピティ錠2mg | Velsipity Tablets2mg | ファイザー | 2399020F1021 | 4792.8円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| 生ワクチン (乾燥弱毒生麻しんワクチン、乾燥弱毒生風しんワクチン、経口生ポリオワクチン、乾燥BCG等) [2.5参照] | 生ワクチンを接種すると発症するおそれがある。生ワクチンを接種する必要がある場合、本剤投与開始4週間以上前に接種すること。また、本剤の投与中及び投与終了後最低2週間は接種を避けること。 | 本剤は免疫系に抑制的に作用するため、生ワクチンを接種すると増殖し、病原性をあらわす可能性がある。 |
| CYP2C8、CYP2C9又はCYP3Aを阻害する薬剤 フルコナゾール等 [16.7.1参照] | 単剤又は複数の薬剤の組み合わせによりCYP2C8、CYP2C9又はCYP3Aのうち少なくとも2種類を阻害する薬剤を本剤と併用すると、本剤の曝露量が増加する可能性がある。このような薬剤は併用しないことが望ましい。 CYP2C9のPoor metabolizer(PM)である患者又は疑いのある患者は、CYP2C8又はCYP3Aのうち少なくとも1種類を阻害する薬剤を本剤と併用すると、本剤の曝露量が増加する可能性がある。このような薬剤は併用しないことが望ましい。 | 本剤の代謝が阻害され、曝露量が増加する可能性がある。 |
| CYP2C8、CYP2C9又はCYP3Aを誘導する薬剤 リファンピシン等 [16.7.4参照] | 単剤又は複数の薬剤の組み合わせによりCYP2C8、CYP2C9又はCYP3Aのうち少なくとも2種類を中程度以上に誘導する薬剤を本剤と併用すると、本剤の曝露量が減少し、有効性が減弱する可能性がある。このような薬剤は併用しないことが望ましい。 | 本剤の代謝が促進され、曝露量が減少する可能性がある。 |
| β遮断薬 アテノロール プロプラノロール等 [1.2、2.3、2.4、8.1、9.1.1、11.1.6参照] | 本剤の投与開始時に一過性の心拍数減少及び房室伝導遅延があらわれる可能性がある。これらの薬剤と併用する際には注意すること。 | 心拍数減少に付加的に作用する可能性がある。 |
| 心拍数を低下させる可能性のある薬剤 カルシウムチャネル拮抗薬等 ベラパミル ジルチアゼム等 [1.2、2.3、2.4、8.1、9.1.1、11.1.6参照] | 本剤の投与開始時に一過性の心拍数減少及び房室伝導遅延があらわれる可能性がある。これらの薬剤と併用しないことが望ましい。 | 心拍数減少に付加的に作用する可能性がある。 |
| QT延長を起こすことが知られている薬剤 クラスIa抗不整脈剤 キニジン プロカインアミド等 クラスIII抗不整脈剤 アミオダロン ソタロール等 [1.2、2.3、2.4、8.1、9.1.1、11.1.6参照] | 本剤の投与開始時に一過性の心拍数減少及び房室伝導遅延があらわれる可能性がある。また、それによりQT延長及びTorsade de pointesを生じる可能性がある。これらの薬剤と併用しないことが望ましい。 | 心拍数減少に付加的に作用する可能性がある。 |
| 抗腫瘍薬 免疫調節剤 免疫抑制剤等 ミトキサントロン等 [2.2、7.1、8.3、9.1.2、11.1.2参照] | これらの薬剤と併用する場合、及び本剤投与中止後数週間以内にこれらの薬剤を投与する場合は注意すること。 | 免疫系へ付加的な影響を及ぼす可能性がある。 |
| 不活化ワクチン | 本剤の投与中及び投与中止2週間後までは不活化ワクチンの接種の効果が減弱する可能性がある。 | 免疫系に抑制的な作用を及ぼす可能性がある。 |
| 1%以上 | 0.3〜1% | 0.3%未満 | |
| 感染症及び寄生虫症 | 尿路感染 | ||
| 血液及びリンパ系障害 | 好中球減少症 | ||
| 代謝及び栄養障害 | 高コレステロール血症 | 高カリウム血症、食欲減退 | |
| 神経系障害 | 浮動性めまい、頭痛 | 傾眠 | 頭部不快感、片頭痛 |
| 眼障害 | 視力障害 | ||
| 耳及び迷路障害 | 耳鳴 | ||
| 血管障害 | 高血圧 | ||
| 胃腸障害 | 悪心、潰瘍性大腸炎、腹部膨満、嘔吐 | 口内炎 | |
| 皮膚及び皮下組織障害 | 寝汗 | ||
| 一般・全身障害及び投与部位の状態 | 発熱、疲労、非心臓性胸痛、無力症 | ||
| 臨床検査 | γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加 | ALT増加、肝酵素上昇、AST増加 | 血中アルカリホスファターゼ増加、体重減少 |
| 投与量 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUCinf(ng・hr/mL) | t1/2(hr) |
| 0.1mg | 1.73±0.61 | 6.0(4.0-12.0) | 79.8±21.3 | 37.4±5.6 |
| 0.35mg | 6.28±0.36 | 7.0(1.5-24.0) | 268±31 | 30.7±2.7 |
| 1mg | 17.2±5.5 | 6.0(2.0-8.0) | 793±168 | 32.8±5.0 |
| 3mg | 60.5±11.7 | 3.5(1.5-8.0) | 2,600±840 | 35.0±5.8 |
| 5mg | 102±19 | 4.0(3.0-6.0) | 4,390±610 | 33.8±2.3 |
| 測定時点(日目) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUCtau(ng・hr/mL) | t1/2(hr) |
| 1 | 45.0±6.30 | 3.0(2.0-5.0) | 687±117 | NC |
| 7 | 91.4±21.1 | 4.0(2.0-12.1) | 1,570±317 | 39.4±5.1 |
| 投与群 | 評価例数a) | 臨床的寛解b)達成例数 | 臨床的寛解率 | 群間差 (95%信頼区間)c) | p値c)d) |
| 本剤2mg/日 | 222 | 55 | 24.8% | 9.69% (1.14、18.23) | 0.026 |
| プラセボ | 112 | 17 | 15.2% | − | − |
| 投与群 | 評価例数a) | 臨床的寛解b)達成例数 | 臨床的寛解率 | 群間差 (95%信頼区間)c) |
| 本剤2mg/日 | 28 | 7 | 25.0% | 17.86% (−3.10、38.82) |
| プラセボ | 14 | 1 | 7.1% | − |
| 評価時点 | 投与群 | 評価例数a) | 臨床的寛解b)達成例数 | 臨床的寛解率 | 群間差 (95%信頼区間)c) | p値c)d) |
| 12週時 | 本剤2mg/日 | 274 | 74 | 27.0% | 19.75% (12.88、26.63) | <0.001 |
| プラセボ | 135 | 10 | 7.4% | − | − | |
| 52週時 | 本剤2mg/日 | 274 | 88 | 32.1% | 25.39% (18.42、32.36) | <0.001 |
| プラセボ | 135 | 9 | 6.7% | − | − |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |