医療用医薬品 : スピジア |
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| 総称名 | スピジア |
|---|---|
| 一般名 | ジアゼパム |
| 欧文一般名 | Diazepam |
| 製剤名 | ジアゼパム点鼻液 |
| 薬効分類名 | 抗けいれん剤 |
| 薬効分類番号 | 1139 |
| KEGG DRUG |
D00293
ジアゼパム
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| スピジア点鼻液5mg | Spydia Nasal Spray | アキュリスファーマ | 1139701R1029 | 8336.5円/瓶 | 向精神薬(第三種向精神薬), 処方箋医薬品注) |
| スピジア点鼻液7.5mg | Spydia Nasal Spray | アキュリスファーマ | 1139701R2025 | 9337.6円/瓶 | 向精神薬(第三種向精神薬), 処方箋医薬品注) |
| スピジア点鼻液10mg | Spydia Nasal Spray | アキュリスファーマ | 1139701R3021 | 10120円/瓶 | 向精神薬(第三種向精神薬), 処方箋医薬品注) |
| 患者の年齢及び体重 | 投与量 | ||
| 2歳以上6歳未満 | 6歳以上12歳未満 | 12歳以上 | |
| 6kg以上 12kg未満 | 10kg以上 19kg未満 | 14kg以上 28kg未満 | 5mg |
| 12kg以上 23kg未満 | 19kg以上 38kg未満 | 28kg以上 51kg未満 | 10mg |
| 23kg以上 | 38kg以上 56kg未満 | 51kg以上 76kg未満 | 15mg |
| / | 56kg以上 | 76kg以上 | 20mg |
| 投与量 | 用いる製剤 | 投与方法 |
| 5mg | スピジア点鼻液5mg | 片方の鼻腔1回 |
| 10mg | スピジア点鼻液10mg | 片方の鼻腔1回 |
| 15mg | スピジア点鼻液7.5mg | 両方の鼻腔1回ずつ |
| 20mg | スピジア点鼻液10mg | 両方の鼻腔1回ずつ |
| リトナビル ノービア ニルマトレルビル・リトナビル パキロビッド [2.4参照] | 過度の鎮静や呼吸抑制等を起こすおそれがある。 | これらの薬剤のCYPに対する競合的阻害作用により、併用した場合、本剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。 |
| 中枢神経抑制剤 フェノチアジン誘導体、 バルビツール酸誘導体等 | 作用が増強されることがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
| オピオイド鎮痛剤 | 作用が増強されることがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
| アルコール(飲酒) | 作用が増強されることがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
| モノアミン酸化酵素阻害剤 | 作用が増強されることがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
| シメチジン、 オメプラゾール、 エソメプラゾール、 ランソプラゾール | 作用が増強されることがある。 | シメチジン・オメプラゾールにより肝臓のCYPによる代謝が阻害され、本剤のクリアランスが減少し、血中濃度が上昇することによる。 本剤の代謝、排泄を遷延させるおそれがある。 |
| シプロフロキサシン | 作用が増強されることがある。 | 本剤のクリアランスがシプロフロキサシンとの併用により低下することが報告されている。 |
| フルボキサミンマレイン酸塩 | 作用が増強されることがある。 | 本剤の代謝が阻害されることにより本剤のクリアランスが低下することが報告されている。 |
| 強いCYP3Aを阻害する薬剤 コビシスタットを含有する製剤、 ボリコナゾール等 | 本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 | これら薬剤のCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害されるため。 |
| CYP3A4で代謝される薬剤 アゼルニジピン、 ホスアンプレナビル等 | 本剤又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがある。 | 本剤とこれらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられる。 |
| エトラビリン | 本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 | エトラビリンのCYP2C9、CYP2C19阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
| マプロチリン塩酸塩 | 中枢神経抑制作用を増強することがある。 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することが考えられている。 |
| ミルタザピン | 鎮静作用が増強されるおそれがある。 また、ミルタザピンとの併用により精神運動機能及び学習獲得能力が減退するとの報告がある。 | 相加的な鎮静作用を示すことが考えられる。 |
| バルプロ酸ナトリウム | 本剤の作用が増強することがある。 | 本剤の非結合型の血中濃度を上昇させる。 |
| ダントロレンナトリウム水和物、 ボツリヌス毒素製剤 | 筋弛緩作用を増強することがある。 | 相互に筋弛緩作用を増強することが考えられている。 |
| リファンピシン | 本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 | リファンピシンのCYP3A4誘導作用により、本剤の代謝が誘導され、血中濃度が低下する可能性がある。 |
| アパルタミド | 本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 | アパルタミドのCYP2C19誘導作用により、本剤の代謝が誘導され、血中濃度が低下する可能性がある。 |
| シナカルセト、 エボカルセト | これら薬剤の血中濃度に影響を与えるおそれがある。 | 血漿蛋白結合率が高いことによる。 |
| 無水カフェイン | 本剤の血中濃度が減少することがある。 | 不明 |
| 10%以上 | 5〜10%未満 | 頻度不明注1) | |
| 精神神経系 | 傾眠 | 意識レベルの低下 | 眠気、ふらつき、眩暈、頭痛、言語障害、振戦、複視、霧視、眼振、失神、失禁、歩行失調、多幸症 |
| 肝臓 | − | − | 黄疸 |
| 血液 | − | 貧血 | 顆粒球減少、白血球減少 |
| 循環器 | − | − | 血圧低下、頻脈、徐脈 |
| 呼吸器 | − | 口腔咽頭不快感 | − |
| 消化器 | − | − | 悪心、嘔吐、便秘、口渇、食欲不振 |
| 過敏症 | − | − | 発疹 |
| その他 | − | − | 倦怠感、脱力感、浮腫 |
| Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUCt(ng・h/mL) | T1/2(h) | |
| 5mg (30例) | 135.08±52.818 | 1.500[0.75,4.00] | 5096.6±1610.49 | 56.23±21.142 |
| 10mg (27例) | 225.85±88.078 | 2.000[0.75,8.00] | 10389.0±3109.79 | 54.82±20.916 |
| 20mg (30例) | 418.13±139.559 | 2.000[0.50,8.00] | 18982.1±5420.69 | 55.92±22.413 |
| Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUCinf(ng・h/mL) | T1/2(h) | |
| 5mg (30例) | 28.52±6.342 | 96.000[36.00,144.00] | 9932.7±5579.31a) | 205.38±140.003a) |
| 10mg (27例) | 53.19±12.588 | 96.000[36.00,192.00] | 15648.0±7023.83b) | 159.39±99.629b) |
| 20mg (30例) | 98.26±28.594 | 96.000[36.00,240.00] | 29156.6±11199.01c) | 168.12±107.339c) |
| Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUCinf(ng・h/mL) | T1/2(h) | |
| 単回鼻腔内投与 | ||||
| 5mg (32例) | 85.6±57.5 | 1.50[0.33,8] | 2411±1164a) | 70±30a) |
| 10mg (31例) | 133.6±85.7 | 1.50[0.75,36] | 4505±2528b) | 71±32b) |
| 20mg (32例) | 235.3±138.0 | 1.38[0.50,8] | 9168±5055c) | 74±36c) |
| 4時間間隔で2回鼻腔内投与 | ||||
| 10mg/回 (29例) | 180.2±122.1 | 5.25[0.50,12] | 7936±4535a) | 74±33a) |
| Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUCinf(ng・h/mL) | T1/2(h) | |
| 単回鼻腔内投与 | ||||
| 5mg (32例) | 11.7±5.6 | 96[8,240] | 3229±1626a) | 91±46a) |
| 10mg (31例) | 19.3±11.8 | 96[12,240] | 4503±1651a) | 68±20a) |
| 20mg (32例) | 36.6±20.8 | 96[36,240] | 8838±5219b) | 85±27b) |
| 4時間間隔で2回鼻腔内投与 | ||||
| 10mg/回 (29例) | 32.1±17.8 | 144[24,240] | 10840±2446c) | 69±15c) |
| Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUC0-6h(ng・h/mL) | ||
| 非発作時 | 全体 (47例) | 189±110 | 2.00[0.47,12.00] | 615±368 |
| 10mg (11例) | 213±145 | 2.05[0.78,6.00] | 719±519 | |
| 15mg (14例) | 176±106 | 1.88[0.47,5.23] | 570±340 | |
| 20mg (22例) | 185±95 | 2.00[0.75,12.00] | 592±297 | |
| 発作時 | 全体 (47例) | 164±88 | 2.17[0.50,12.3] | 532±313 |
| 10mg (11例) | 163±84 | 1.77[1.00,3.18] | 534±352 | |
| 15mg (15例) | 165±100 | 3.18[0.50,12.3] | 550±358 | |
| 20mg (21例) | 163±85 | 2.83[0.75,8.08] | 518±270 |
| Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUC0-6h(ng・h/mL) | ||
| 2,3歳 | 5mg (3例) | 94.3±60.3 | 5.35[2.10,6.13] | 391±212 |
| 10mg (15例) | 269.3±258.8 | 3.08[1.37,6.07] | 1042±1027 | |
| 4,5歳 | 10mg (13例) | 279.9±198.6 | 3.15[1.20,6.07] | 1038±764a) |
| 15mg (4例) | 243.1±249.4 | 4.43[1.37,6.05] | 847±776 |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |