医療用医薬品 : リスティーゴ |
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総称名 | リスティーゴ |
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一般名 | ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Rozanolixizumab(Genetical Recombination) |
製剤名 | ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え)製剤 |
薬効分類名 | 抗FcRnモノクローナル抗体製剤 |
薬効分類番号 | 6399 |
ATCコード | L04AG16 |
KEGG DRUG |
D12182
ロザノリキシズマブ
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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リスティーゴ皮下注280mg | RYSTIGGO for S.C.Injection | ユーシービージャパン | 6399432A1028 | 356392円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品注) |
リスティーゴ皮下注420mg | RYSTIGGO for S.C.Injection | ユーシービージャパン | 63994A9A2029 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品注) |
体重 | 投与量 |
50kg未満 | 280mg |
50kg以上70kg未満 | 420mg |
70kg以上100kg未満 | 560mg |
100kg以上 | 840mg |
人免疫グロブリン製剤(ポリエチレングリコール処理人免疫グロブリン等) | これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。 | 本剤がこれらの薬剤の血清濃度を低下させる可能性がある。 |
モノクローナル抗体製剤(エクリズマブ(遺伝子組換え)、ラブリズマブ(遺伝子組換え)等) | これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。 | 本剤がこれらの薬剤の血清濃度を低下させる可能性がある。 |
Fc領域融合タンパク質製剤(エフガルチギモド アルファ(遺伝子組換え)等) | これらの薬剤の治療効果が減弱する可能性がある。これらの薬剤による治療を開始する場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に投与することが望ましい。 | 本剤がこれらの薬剤の血清濃度を低下させる可能性がある。 |
血液浄化療法 | 本剤の治療効果が減弱する可能性があるため、併用を避けることが望ましい。 | 本剤による治療中に施行することにより本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。 |
生ワクチン及び弱毒生ワクチン | ワクチンの病原に基づく症状が発現する可能性があるため、本剤による治療中の接種を避けることが望ましい。 本剤による治療中の場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に接種することが望ましい。 | 生ワクチン又は弱毒生ワクチンによる感染症発現のリスクが増大するおそれがある。 |
生ワクチン及び弱毒生ワクチン以外のワクチン | ワクチンの効果が減弱する可能性がある。 ワクチンは本剤投与開始の少なくとも4週間前までに接種することが望ましい。 本剤による治療中の場合、本剤のサイクル投与における最終投与から2週間後以降に接種することが望ましい。 | 本剤の作用機序により、ワクチンに対する免疫応答が得られない可能性がある。 |
10%以上 | 5〜10%未満 | 5%未満 | |
感染症及び寄生虫症 | 上気道感染、単純ヘルペス感染(単純ヘルペス、口腔ヘルペス) | ||
胃腸障害 | 下痢(20.7%) | 悪心 | 嘔吐 |
神経系障害 | 頭痛(頭痛、片頭痛)(36.7%) | ||
皮膚及び皮下組織障害 | 皮疹(皮疹、紅斑性皮疹、丘疹性皮疹) | ||
筋骨格系及び結合組織系障害 | 関節痛、筋肉痛 | ||
一般・全身障害及び投与部位の状態 | 発熱(12.8%) | 注射/注入部位反応 |
投与量 | Cmax(μg/mL) | tmax(day) | AUC0-t(μg・day/mL) |
7mg/kg | 7.077(80.7%) | 1.5(1.5,3.0) | 16.79(60.6%) |
10mg/kg | 13.88(145.6%) | 3.0(1.5,4.0) | 44.78(154.4%) |
体重 | 体重層別投与量 | |
7mg/kg相当 | 10mg/kg相当 | |
35kg以上50kg未満 | 280mg | 420mg |
50kg以上70kg未満 | 420mg | 560mg |
70kg以上100kg未満 | 560mg | 840mg |
100kg以上 | 840mg | 1120mg |
投与量 | 統計量 | 第3日 | 第24日 |
7mg/kg相当 | 例数 | 58 | 52 |
中央値(最小値,最大値) | 8.185(定量下限未満,50.9) | 11.30(定量下限未満,62.1) | |
10mg/kg相当 | 例数 | 62 | 62 |
中央値(最小値,最大値) | 18.20(定量下限未満,114) | 28.15(定量下限未満,113) |
体重 | 体重層別投与量 | |
7mg/kg相当 | 10mg/kg相当 | |
35kg以上50kg未満 | 280mg | 420mg |
50kg以上70kg未満 | 420mg | 560mg |
70kg以上100kg未満 | 560mg | 840mg |
100kg以上 | 840mg | 1120mg |
プラセボ群 | 本剤7mg/kg相当群 | 本剤10mg/kg相当群 | ||
評価例数 | 67 | 66 | 67 | |
MG-ADL総スコア | 最小二乗平均値(標準誤差) | −0.784(0.488) | −3.370(0.486) | −3.403(0.494) |
群間差(対プラセボ群) | − | −2.586 | −2.619 | |
群間差の95%信頼区間 | − | −4.091,−1.249 | −3.994,−1.163 | |
群間比較のp値 | − | <0.001 | <0.001 | |
QMG総スコア | 最小二乗平均値(標準誤差) | −1.915(0.682) | −5.398(0.679) | −6.672(0.692) |
群間差(対プラセボ群) | − | −3.483 | −4.756 | |
群間差の95%信頼区間 | − | −5.614,−1.584 | −6.821,−2.859 |
サイクル1 | サイクル2 | サイクル3 | サイクル4 | |||
MG-ADL総スコア | 7mg/kg相当群 | 例数 | 73 | 50 | 35 | 29 |
平均値(標準偏差) | −3.6(3.4) | −3.0(3.1) | −3.4(2.7) | −4.2(2.9) | ||
中央値(最小値,最大値) | −3.0(−14,4) | −3.0(−12,5) | −3.0(−10,1) | −3.0(−12,1) | ||
10mg/kg相当群 | 例数 | 67 | 63 | 48 | 36 | |
平均値(標準偏差) | −3.2(3.2) | −3.8(3.9) | −3.4(3.3) | −3.3(3.2) | ||
中央値(最小値,最大値) | −2.0(−14,2) | −3.0(−15,3) | −3.0(−11,4) | −3.0(−12,1) | ||
QMG総スコア | 7mg/kg相当群 | 例数 | 72 | 49 | 35 | 29 |
平均値(標準偏差) | −4.4(4.8) | −4.1(4.2) | −5.1(4.7) | −5.9(5.9) | ||
中央値(最小値,最大値) | −3.5(−18,7) | −3.0(−16,3) | −4.0(−19,2) | −5.0(−17,4) | ||
10mg/kg相当群 | 例数 | 65 | 62 | 48 | 36 | |
平均値(標準偏差) | −4.3(4.5) | −4.8(5.6) | −4.5(4.6) | −4.3(5.3) | ||
中央値(最小値,最大値) | −4.0(−17,5) | −4.0(−25,6) | −4.0(−17,3) | −3.0(−19,5) |
一般的名称 | ロザノリキシズマブ(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Rozanolixizumab(Genetical Recombination) |
分子量 | 約148,000 |
理化学知見その他 | ロザノリキシズマブは、遺伝子組換えヒト化及びキメラ抗ヒト新生児型Fc受容体(FcRn)モノクローナル抗体であり、H鎖はラット抗FcRn抗体の相補性決定部、ヒトフレームワーク部及びヒトIgG4の定常部からなり、L鎖はラット抗FcRn抗体の可変部及びヒトIgGの定常部からなる。H鎖の225番目のアミノ酸残基はProに置換されている。ロザノリキシズマブは、チャイニーズハムスター卵巣細胞により産生される。ロザノリキシズマブは、444個のアミノ酸残基からなるH鎖(γ4鎖)2本及び219個のアミノ酸残基からなるL鎖(κ鎖)2本で構成される糖タンパク質である。 |
KEGG DRUG | D12182 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |