医療用医薬品 : ビベスピ |
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総称名 | ビベスピ |
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一般名 | グリコピロニウム臭化物 ホルモテロールフマル酸塩水和物 |
欧文一般名 | Glycopyrronium Bromide Formoterol Fumarate Hydrate |
製剤名 | グリコピロニウム臭化物/ホルモテロールフマル酸塩水和物製剤 |
薬効分類名 | COPD治療配合剤 |
薬効分類番号 | 2259 |
ATCコード | R03AL07 |
KEGG DRUG |
D11036
グリコピロニウム臭化物・ホルモテロール
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ビベスピエアロスフィア120吸入 | BEVESPI AEROSPHERE 120 inhalations | アストラゼネカ | 2259808G2027 | 5561.5円/キット | 処方箋医薬品注) |
カテコールアミン アドレナリン イソプレナリン等 | 不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがあるので、副作用の発現に注意し、異常が認められた場合には適切な処置を行うこと。 | 併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。 そのため、不整脈を起こすことがある。 |
キサンチン誘導体 テオフィリン アミノフィリン等 [11.1.2参照] | 低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 | キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することがある。 |
全身性ステロイド剤 プレドニゾロン ベタメタゾン等 [11.1.2参照] | 低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 | 全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。 |
利尿剤 フロセミド等 [11.1.2参照] | 低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。血清カリウム値のモニターを行うことが望ましい。 | 全身性ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。 |
β遮断剤 アテノロール等 | ホルモテロールの作用を減弱する可能性がある。 | β受容体において競合的に拮抗する。 |
QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤 抗不整脈剤 キニジン プロカインアミド ジソピラミド等 三環系抗うつ剤等 イミプラミン等 | QT間隔が延長され心室性不整脈等のリスクが増大するおそれがある。 | いずれもQT間隔を延長させる可能性がある。 |
1%未満 | 頻度不明 | |
消化器 | 口内乾燥、悪心 | − |
精神神経系 | 頭痛、浮動性めまい、落ち着きのなさ、不眠症、振戦 | 不安、激越 |
循環器 | 頻脈、動悸 | 上室性頻脈、期外収縮 |
筋・骨格系 | 筋痙縮 | − |
内分泌 | − | 高血糖 |
泌尿器 | 尿閉 | 尿路感染 |
一般的全身障害 | 胸痛、過敏症 | − |
測定対象 | Tmaxa)(h) | Cmax(pg/mL) | AUC0-12(pg・h/mL) | t1/2(h) |
グリコピロニウム(22例) | 0.100[0.03-0.10] | 9.09(71) | 21.8(41) | 4.14b)(34) |
ホルモテロール(23例) | 0.100[0.10-2.00] | 12.0(59) | 42.5(28) | 5.25c)(44) |
投与群 | 本剤群 | グリコピロニウム群 | ホルモテロールフマル酸塩群 | プラセボ群 |
ベースラインa) | 1,278±452(550) | 1,316±477(474) | 1,279±437(480) | 1,302±485(235) |
12〜24週b) | 1,413±481(517) | 1,403±488(437) | 1,345±456(436) | 1,312±484(205) |
ベースラインからの変化量 | 131±186(517) | 75±176(437) | 55±173(436) | −17±220(205) |
プラセボ群との差c)[95%信頼区間] p値c)d) | 153[125,181] <0.0001 | 99[70,128] <0.0001 | 80[50,109] <0.0001 | − |
グリコピロニウム群との差c)[95%信頼区間] p値c)d) | 54[31,76] <0.0001 | − | − | − |
ホルモテロールフマル酸塩群との差c)[95%信頼区間] p値c)d) | 73[51,96] <0.0001 | − | − | − |
本剤群 | グリコピロニウム群 | ホルモテロールフマル酸塩群 | プラセボ群 | |
例数 | 551 | 474 | 480 | 235 |
副作用発現頻度 | 55(10.0%) | 51(10.8%) | 46(9.6%) | 23(9.8%) |
呼吸困難 | 6(1.1%) | 5(1.1%) | 4(0.8%) | 3(1.3%) |
咳嗽 | 4(0.7%) | 2(0.4%) | 2(0.4%) | 0(0.0%) |
口内乾燥 | 3(0.5%) | 6(1.3%) | 2(0.4%) | 0(0.0%) |
頭痛 | 3(0.5%) | 3(0.6%) | 2(0.4%) | 2(0.9%) |
発疹 | 3(0.5%) | 1(0.2%) | 1(0.2%) | 0(0.0%) |
高血圧 | 3(0.5%) | 2(0.4%) | 0(0.0%) | 2(0.9%) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |