PSMA陽性注1)の遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺癌(mCRPC)患者のうち、[1]1剤以上の新規アンドロゲン受容体シグナル阻害薬(ARSI)及び1注2)又は2剤のタキサン系抗悪性腫瘍剤による治療歴のある患者12例、[2]1剤のARSIによる治療歴があり、タキサン系抗悪性腫瘍剤による治療歴のない注3)患者18例を対象に、[1]では本剤(7.4GBqを6週間間隔で最大6回静脈内投与)とBSC/BSoC注4)との併用投与の有効性、安全性等を、[2]では本剤の有効性、安全性等を検討することを目的とした非盲検非対照試験を実施した。
主要評価項目である治験担当医師判定による奏効率注5)[90%信頼区間](%)はそれぞれ、[1]25.0[7.2,52.7]、[2]33.3[15.6,55.4]であった。
注1)ガリウム(68Ga)ゴゼトチドを用いたPET/CT検査で、中央判定によりPSMA陽性と診断された患者
注2)2剤目のタキサン系抗悪性腫瘍剤による治療が適応にならないと治験担当医師に判断された場合に、組入れ可能とされた。
注3)2剤目のARSIによる治療が適切と治験担当医師に判断された患者が対象とされた。
注4)アンドロゲン除去療法(ADT)、ARSIの使用は可とされ、他の治験薬、細胞傷害性抗悪性腫瘍剤、免疫療法、他の放射性医薬品、半身放射線療法、PARP阻害剤及びAKT阻害剤の使用は不可とされた。
注5)前立腺癌ワーキンググループ3(PCWG3)基準に基づく奏効率
本剤の副作用は30例中20例(66.7%)に認められた。主な副作用は便秘及び血小板数減少各6例(20.0%)、貧血5例(16.7%)、口内乾燥及び倦怠感各4例(13.3%)、悪心、食欲減退及び味覚不全各3例(10.0%)であった(2023年12月8日データカットオフ)
1)。[
5.3参照]
1剤以上のARSI及び1
注1)又は2剤のタキサン系抗悪性腫瘍剤による治療歴のあるPSMA陽性
注2)のmCRPC患者831例を対象に、本剤(7.4GBqを6週間間隔で最大6回静脈内投与)とBSC/BSoC
注3)との併用投与の有効性及び安全性をBSC/BSoCと比較することを目的とした無作為化非盲検比較試験を実施した。
主要評価項目であるPCWG3基準に基づく盲検下独立中央判定による画像診断上の無増悪生存期間(rPFS)及び全生存期間(OS)は、BSC/BSoC群と比較して本剤+BSC/BSoC群で統計学的に有意な延長を示した(2021年1月27日データカットオフ)。
注1)2剤目のタキサン系抗悪性腫瘍剤による治療が適応にならないと治験担当医師に判断された場合に、組入れ可能とされた。
注2)ガリウム(68Ga)ゴゼトチドを用いたPET/CT検査で、中央判定によりPSMA陽性と診断された患者
注3)ADT、ARSIの使用は可とされ、他の治験薬、細胞傷害性抗悪性腫瘍剤、免疫療法、他の放射性医薬品及び半身放射線療法の使用は不可とされた。
VISION試験:主要評価項目の成績
| | 本剤+BSC/BSoC群 | BSC/BSoC群 |
| 画像診断に基づく無増悪生存期間(rPFS)*1,2 | N=385 | N=196 |
| イベント数(%) | 254(66.0) | 93(47.4) |
| 中央値(月)[99.2%信頼区間]*3 | 8.7[7.9,10.8] | 3.4[2.4,4.0] |
| ハザード比[99.2%信頼区間]*4 | 0.40[0.29,0.57] |
| P値*5 | <0.001 |
| 全生存期間(OS)*6 | N=551 | N=280 |
| イベント数(%) | 343(62.3) | 187(66.8) |
| 中央値(月)[95%信頼区間]*3 | 15.3[14.2,16.9] | 11.3[9.8,13.5] |
| ハザード比[95%信頼区間]*4 | 0.62[0.52,0.74] |
| P値*7 | <0.001 |
VISION試験:rPFSのKaplan-Meier曲線(盲検下独立中央判定)
VISION試験:OSのKaplan-Meier曲線
本剤の副作用は529例中451例(85.3%)に認められた。主な副作用は口内乾燥190例(35.9%)、疲労166例(31.4%)、悪心148例(28.0%)であった(2023年12月14日データカットオフ)
6)。[
5.3参照]
1剤のARSIによる治療歴があり、タキサン系抗悪性腫瘍剤による治療歴のない
注1)PSMA陽性
注2)のmCRPC患者469例を対象に、BSC
注3)の併用下で、本剤(7.4GBqを6週間間隔で最大6回静脈内投与)と治験担当医師により選択された2剤目のARSIの有効性及び安全性を検討することを目的とした無作為化非盲検比較試験を実施した。
主要評価項目であるPCWG3基準に基づく盲検下独立中央判定によるrPFSは、ARSI群と比較して本剤群で統計学的に有意な延長を示した(2022年10月2日データカットオフ)。
注1)タキサン系抗悪性腫瘍剤による治療を延期することが適切と治験担当医師に判断された場合に、組入れ可能とされた。
注2)ガリウム(68Ga)ゴゼトチドを用いたPET/CT検査で、中央判定によりPSMA陽性と診断された患者。
注3)ADTの使用は可とされ、他の治験薬、生物学的製剤、免疫療法、細胞傷害性抗悪性腫瘍剤、他の放射性医薬品、PARP阻害剤及び半身放射線療法の使用は不可とされた。また、本剤群ではARSIの使用は不可とされた。
PSMAfore試験:主要評価項目の成績
| 画像診断に基づく無増悪生存期間(rPFS)*1 | 本剤群 N=233 | ARSI群 N=234 |
| イベント数(%) | 60(25.8) | 106(45.3) |
| 中央値(月)[95%信頼区間]*2 | 9.30[6.77,−] | 5.55[4.04,5.95] |
| ハザード比[95%信頼区間]*3 | 0.41[0.29,0.56] |
| P値*4 | <0.0001 |
PSMAfore試験:rPFSのKaplan-Meier曲線(盲検下独立中央判定)
本剤の副作用は227例中199例(87.7%)に認められた。主な副作用は口内乾燥126例(55.5%)、悪心59例(26.0%)、無力症55例(24.2%)、疲労42例(18.5%)、貧血33例(14.5%)、食欲減退32例(14.1%)であった(2024年2月27日データカットオフ)
7)。[
5.3参照]