医療用医薬品 : ペチジン塩酸塩 |
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総称名 | ペチジン塩酸塩 |
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一般名 | ペチジン塩酸塩 |
欧文一般名 | Pethidine Hydrochloride |
薬効分類名 | フェニルピペリジン系製剤 |
薬効分類番号 | 8211 |
ATCコード | N02AB02 |
KEGG DRUG |
D01383
ペチジン塩酸塩
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ペチジン塩酸塩注射液35mg「タケダ」 | PETHIDINE HYDROCHLORIDE INJECTION 35mg | 武田薬品工業 | 8211400A1049 | 341円/管 | 麻薬, 処方箋医薬品注) |
ペチジン塩酸塩注射液50mg「タケダ」 | PETHIDINE HYDROCHLORIDE INJECTION 50mg | 武田薬品工業 | 8211400A2045 | 361円/管 | 麻薬, 処方箋医薬品注) |
モノアミン酸化酵素阻害剤 [2.7参照] | 興奮、錯乱、呼吸循環不全等を起こすことがある。モノアミン酸化酵素阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおくことが望ましい。 | 中枢神経系にセロトニンが蓄積することが考えられている。 |
ナルメフェン塩酸塩水和物 セリンクロ [2.8参照] | 本剤の離脱症状があらわれるおそれがある。また、本剤の効果が減弱するおそれがある。緊急の手術等によりやむを得ず本剤を投与する場合、患者毎に用量を漸増し、呼吸抑制等の中枢神経抑制症状を注意深く観察すること。また、手術等において本剤を投与することが事前にわかる場合には、少なくとも1週間前にナルメフェン塩酸塩水和物の投与を中断すること。 | μオピオイド受容体拮抗作用により、本剤の作用が競合的に阻害される。 |
中枢神経抑制剤 フェノチアジン系薬剤 バルビツール酸系薬剤等 吸入麻酔剤 三環系抗うつ剤 β-遮断剤 プロプラノロール塩酸塩等 アルコール | 呼吸抑制、低血圧及び顕著な鎮静又は昏睡が起こることがある。 併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 相加的に作用(中枢神経抑制作用)を増強させる。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリンカリウム等 | 抗凝血作用が増強することがある。 併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 機序は不明である。 |
抗コリン作動性薬剤 アトロピン硫酸塩水和物等 | 麻痺性イレウスに至る重篤な便秘又は尿貯留が起こるおそれがある。 併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 本剤の類似化合物(モルヒネ)には腸管神経叢でのアセチルコリン遊離抑制作用、尿路平滑筋収縮作用があり、抗コリン作動性薬剤には消化管緊張、自動運動の抑制作用並びに膀胱括約筋を収縮させる傾向がある。 相加的に作用(抗コリン作用)を増強させる。 |
イソニアジド | イソニアジドのMAO阻害作用により呼吸抑制、低血圧、昏睡、痙攣等が起こることがある。 併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 本剤は神経系のセロトニンの取り込みを阻害する。 イソニアジド併用により中枢神経のセロトニンが蓄積する。 |
アンフェタミン | アンフェタミンのMAO阻害作用により呼吸抑制、低血圧、昏睡、痙攣等が起こることがある。 併用する場合には、定期的に臨床症状を観察し、用量に注意する。 | 本剤は神経系のセロトニンの取り込みを阻害する。 アンフェタミン併用により中枢神経のセロトニンが蓄積する。 |
セロトニン作用薬 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI)等 | セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行うこと。 | 本剤は神経系のセロトニンの取り込みを阻害する。併用によりセロトニン作用が増強するおそれがある。 |
尿アルカリ化剤 炭酸水素ナトリウム等 | 本剤の作用が増強することがある。 | 本剤の尿中排泄が減少し、作用を増強させる。 |
頻度不明 | |
循環器 | 不整脈、動悸、血圧変動、顔面潮紅 |
精神神経系 | 眠気、めまい、不安、不穏、多幸感、振戦、幻覚、興奮、発汗 |
眼 | 視調節障害 |
消化器 | 口渇、悪心、嘔吐、便秘 |
過敏症 | 発疹、そう痒感 |
投与部位 | 静脈内投与による静脈炎・発赤 |
その他 | 排尿障害、頭蓋内圧の亢進 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |