再発又は難治性の慢性リンパ性白血病患者310例を対象に、アカラブルチニブ(カプセル剤)1回100mgを1日2回投与したときの有効性及び安全性を治験担当医師が選択した化学療法(idelalisib
注1)+リツキシマブ
注2)[IR]又はベンダムスチン+リツキシマブ
注3)[BR])と比較する非盲検無作為化第III相試験を実施した。
主要評価項目である独立評価委員会判定による無増悪生存期間の中間解析の結果、アカラブルチニブ(カプセル剤)群は治験担当医師の選択した化学療法群と比較して、統計学的に有意な延長を示した(ハザード比0.31、95%信頼区間0.20〜0.49、p<0.0001)。無増悪生存期間の中央値は、アカラブルチニブ(カプセル剤)群で未到達、対照群で16.5カ月であった(2019年1月15日データカットオフ)。
注1)idelalisibは本邦で未承認である。
注2)28日間を1サイクルとし、idelalisib 1回150mgを1日2回病勢進行又は許容できない毒性が認められるまで投与、リツキシマブは、375mg/m2をサイクル1のDay1に投与した後、500mg/m2を2週毎に4回、その後4週毎に3回、合計8回投与。
注3)28日間を1サイクルとし、ベンダムスチン70mg/m2を各サイクルのDay1及びDay2に最大6サイクル投与、リツキシマブ375mg/m2をDay1に投与した後、500mg/m2をサイクル2からサイクル6のDay1に投与。
無増悪生存期間のKaplan-Meier曲線(ASCEND試験)
アカラブルチニブ(カプセル剤)群で154例中101例(65.6%)に副作用が認められた。主な副作用は、好中球減少症14.9%(23/154例)、頭痛14.3%(22/154例)、下痢9.1%(14/154例)、挫傷7.1%(11/154例)、貧血5.8%(9/154例)、疲労5.8%(9/154例)、血小板減少症5.8%(9/154例)であった。
未治療の慢性リンパ性白血病患者
注4)535例を対象に、アカラブルチニブ(カプセル剤)+オビヌツズマブ併用投与
注5)、及びアカラブルチニブ(カプセル剤)1回100mgを1日2回投与するアカラブルチニブ(カプセル剤)単独投与の有効性及び安全性をオビヌツズマブ+chlorambucil
注6)併用投与(対照群)
注7)と比較する非盲検無作為化第III相試験を実施した。
独立評価委員会判定による無増悪生存期間の中間解析の結果、アカラブルチニブ(カプセル剤)+オビヌツズマブ併用投与群は対照群と比較して、統計学的に有意な延長を示した(主要評価項目:ハザード比0.10、95%信頼区間0.06〜0.17、p<0.0001)。無増悪生存期間の中央値は、アカラブルチニブ(カプセル剤)+オビヌツズマブ併用投与群で未到達、対照群で22.6カ月であった。また、アカラブルチニブ(カプセル剤)単独投与群は対照群と比較して、統計学的に有意な延長を示した(副次的評価項目:ハザード比0.20、95%信頼区間0.13〜0.30、p<0.0001)。無増悪生存期間の中央値は、アカラブルチニブ(カプセル剤)単独投与群で未到達であった(2019年2月8日データカットオフ)。
無増悪生存期間のKaplan-Meier曲線(ELEVATE-TN試験)
アカラブルチニブ(カプセル剤)+オビヌツズマブ併用投与群の178例中133例(74.7%)、アカラブルチニブ(カプセル剤)単独投与群の179例中118例(65.9%)に副作用が認められた。主な副作用は、アカラブルチニブ(カプセル剤)+オビヌツズマブ併用投与群で好中球減少症22.5%(40/178例)、頭痛22.5%(40/178例)、下痢21.9%(39/178例)、挫傷15.2%(27/178例)、疲労12.4%(22/178例)、悪心10.1%(18/178例)、血小板減少症9.6%(17/178例)、発疹6.7%(12/178例)、関節痛6.2%(11/178例)、点状出血5.6%(10/178例)、浮動性めまい5.6%(10/178例)及び貧血5.1%(9/178例)、アカラブルチニブ(カプセル剤)単独投与群で頭痛24.0%(43/179例)、下痢19.6%(35/179例)、挫傷10.1%(18/179例)、悪心10.1%(18/179例)、疲労9.5%(17/179例)、好中球減少症9.5%(17/179例)、関節痛6.7%(12/179例)及び発疹5.6%(10/179例)であった。[
5.1、
7.3参照]
注4)65歳以上、又は65歳未満で併存疾患を有する([1]クレアチニンクリアランスが30〜69mL/min、[2]Cumulative Illness Rating Scale for Geriatric(CIRS-G)スコアが6超の少なくとも1つを満たす)患者が対象とされた。
注5)28日間を1サイクルとし、アカラブルチニブ(カプセル剤)1回100mgを1日2回、サイクル1のDay1から投与。オビヌツズマブ100mgをサイクル2のDay1、900mgをサイクル2のDay2、1,000mgをサイクル2のDay8及びDay15に投与した後、1,000mgをサイクル3からサイクル7のDay1に投与。
注6)chlorambucilは本邦で未承認である。
注7)28日間を1サイクルとし、オビヌツズマブ100mgをサイクル1のDay1、900mgをサイクル1のDay2、1,000mgをサイクル1のDay8及びDay15に投与した後、1,000mgをサイクル2からサイクル6のDay1に投与。chlorambucil 0.5mg/kgをサイクル1からサイクル6のDay1及びDay15に投与。
未治療の慢性リンパ性白血病患者
注8)867例を対象に、アカラブルチニブ(カプセル剤)をベネトクラクスと併用
注9)又はアカラブルチニブ(カプセル剤)をベネトクラクス+オビヌツズマブと併用したときの有効性及び安全性を治験担当医師が選択する化学免疫療法(FCR/BR)(対照群)
注10)と比較する非盲検無作為化第III相試験を実施した。
独立評価委員会判定による無増悪生存期間の中間解析の結果、アカラブルチニブ(カプセル剤)+ベネトクラクス併用投与群は対照群と比較して、統計学的に有意な延長を示した(主要評価項目:ハザード比0.65、95%信頼区間0.49〜0.87、有意水準に対応した95.31%信頼区間0.49〜0.88、p=0.0038、有意水準両側0.0469)。無増悪生存期間の中央値は、アカラブルチニブ(カプセル剤)+ベネトクラクス併用投与群で未到達、対照群で47.6カ月であった(2024年4月30日データカットオフ)。
無増悪生存期間のKaplan-Meier曲線(AMPLIFY試験)
アカラブルチニブ(カプセル剤)+ベネトクラクス併用投与群の291例中221例(75.9%)に副作用(アカラブルチニブに関連すると判断された有害事象)が認められた。主な副作用は、頭痛30.9%(90/291例)、好中球減少症25.8%(75/291例)、及び下痢20.3%(59/291例)であった。[
5.1、
7.3、
7.4参照]
注8)18歳以上の重大な併存疾患を有さない患者([1]総CIRS-Gスコアが6以下、並びに眼、耳、鼻、咽頭及び喉頭及び現病関連臓器を除く領域における各CIRS-Gスコアについて4未満、[2]CrCLが50mL/min以上(対照群においてFCR(フルダラビン+シクロホスファミド+リツキシマブ)を投与される患者は70mL/min以上))であり、かつ17番染色短腕欠失又はTP53変異のない患者が対象とされた。
注9)28日間を1サイクルとし、アカラブルチニブ(カプセル剤)1回100mgを1日2回、サイクル1のDay1から14サイクル投与した。ベネトクラクスはサイクル3のDay1から投与を開始し、5週間の用量漸増期(第1週目に20mg、第2週目に50mg、第3週目に100mg、第4週目に200mg、第5週目に400mgをそれぞれ1日1回、7日間投与)後、400mg1日1回でサイクル14まで投与を継続した。
注10)FCR(フルダラビン+シクロホスファミド+リツキシマブ)又はBR(ベンダムスチン+リツキシマブ)を最大6サイクル投与した。
再発又は難治性の慢性リンパ性白血病及び小リンパ球性リンパ腫患者9例を対象に、アカラブルチニブ(カプセル剤)1回100mgを1日2回単独投与した。また、未治療の慢性リンパ性白血病患者
注11)10例を対象に、アカラブルチニブ(カプセル剤)及びオビヌツズマブを併用投与
注12)した。治験責任医師判定による奏効率はアカラブルチニブ(カプセル剤)単独投与で88.9%[80%信頼区間:63.2〜98.8%](8/9例)、併用投与で100%[95%信頼区間:66.4〜100%](9/9例)であった(2021年7月19日データカットオフ)。
単独投与の9例中8例(88.9%)、併用投与の10例中9例(90.0%)に副作用が認められた。主な副作用は、単独投与で紫斑4例(44.4%)、貧血、好中球減少症、頭痛、発熱、アミラーゼ増加及びリパーゼ増加各2例(22.2%)、併用投与で頭痛3例(30.0%)、貧血、好中球数減少、血小板数減少、紫斑及び斑状丘疹状皮疹各2例(20.0%)であった。[
5.1、
7.3参照]
注11)65歳以上、又は65歳未満で併存疾患を有する([1]クレアチニンクリアランスが30〜69mL/min、[2]Cumulative Illness Rating Scale for Geriatric(CIRS-G)スコアが6超の少なくとも1つを満たす)患者が対象とされた。
注12)28日間を1サイクルとし、アカラブルチニブ(カプセル剤)1回100mgを1日2回、サイクル1のDay1から投与。オビヌツズマブ100mgをサイクル2のDay1、900mgをサイクル2のDay2、1,000mgをサイクル2のDay8及びDay15に投与した後、1,000mgをサイクル3からサイクル7のDay1に投与。